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都心の秘境が白日の下に |
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右側は六本木の東京ミッドタウン。左側は建築家磯崎新氏のアトリエ。ついこの間までは、旧防衛庁側とはコンクリートの2mぐらいの段差と塀があり、右側は巾2mぐらいの道で、知っている人以外は入ってこなかった。樹々に囲まれ夏でも涼しく、この環境を気に入って、篠山紀信、坂倉建築研究所が左右に軒をならべ、ギャラリー・サカもスノッブな雰囲気を誇示していました。アーそれなのに、段差は無くなり、道は拡張され、ミッドタウンのビルから覗かれ、観光客が迷い込みというか自然に流れ込み、静の世界から騒音の世界へ!いずれ、彼らも逃げていくだろうなと思って、写真を撮っていたら、初老の品の良い女性から声をかけられました。彼女は40年前坂倉事務所で働いていた、建築家兼インテリアデザイナーで、ボクが他の観光客とは違う方向の写真を撮っているので声をかけたのだそうです。コルビュジェのとこらから帰った坂倉先生と仕事をしていたのですね。ひとしきりお話して最後に名刺を交換、お友達になりました。 |
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